フワフワでやわらかい被毛は、猫の魅力のひとつですよね。
見ているぶんにはとっても癒されるのですが、実際にいっしょに暮らすとなると絡まったりそこらじゅうに抜け落ちたりとけっこう大変なものです。
愛するネコちゃんと快適に過ごすためにも、なるべくいつでもきれいにしておいてあげたいですね。
こまめにブラッシングをしてあげることでノミやダニの予防のみならず毛玉を少なくすることができるため、ネコの吐く回数も減らせます。今回は、猫毛をきれいにキープするためのじょうずなブラッシングのコツをまとめました。
猫毛をきれいに保つために
知っておきたい7つのブラッシング
ブラッシングのタイミング
ネコの種類にもよりますが、だいたい2~3日に1回程度はブラッシングをしたほうがよいでしょう。夏毛⇔冬毛の生えかわり期には特にこまめに行います。ネコを手ぐしでちょっととかしてみて、毛が結構たくさんついてくるようになったらブラッシングのタイミングです。
ブラッシングするには、ねこが眠くてやる気がなくなっているときがチャンスです!
なでなでして落ち着かせ、リラックスした状態に持っていきましょう。かたくなに反抗する場合は、使っているブラシの感触が嫌いなのかもしれません。いろいろな素材でできたブラシを試してみましょう。
ブラッシングをするといいことがたくさん♪
ブラッシングにはマッサージ効果があるため、血行がよくなり猫の健康促進になります。また、動物の体にふれると人間のストレスが減ることが証明されているので、ブラッシングはネコだけでなく飼い主さんの健康にもいいんですよ。
さらに、ブラッシングしながらネコに触って体に異常がないか確かめることで、ノミ・ダニや皮膚異常などの早期発見につながります。健康診断の意味もかねて、こまめにブラッシングをしてあげましょう☆
ブラシの種類をかしこく使い分け
ブラシにもさまざまな種類が出回っており、やわらかくマッサージにもなるゴムやシリコンタイプ、毛がたくさんとれるコームタイプ、持ちやすくてサイズも豊富なスリッカー、人間のブラシのように細い毛が植えられているブラシタイプなどがあります。
スリッカーやコームは毛をごっそりとりたいとき、目の粗いブラシはしっぽなど毛の多い部分の大まかなブラッシングやツヤだしに適していますので、両方そろえておくとよいでしょう。
皮膚が繊細な子の場合は、先端にまるいピンがついたものを選べば摩擦を抑えられます。
おおまかな櫛いれのあとにふんわりと艶出ししよう
ブラッシングをするときは、猫の毛流れを意識し体の丸みに沿ってやさしく行いましょう。人間のブラッシングと同じように、まず大まかなもつれや毛玉をほぐしてから全体を梳かしていきます。
毛玉や抜け毛をがっつり取りたいときは、目の細かいコームやスリッカーなどのブラシを使って櫛をいれていき、たまに毛の流れに逆らって梳かすようにすると毛がよく取れます。
一通りとれたら、仕上げに毛並にそってフンワリとブラッシングしてととのえ、きれいにしてあげましょう♪
力加減と静電気に注意しよう
力加減が強すぎるとネコは痛いので、もともと力の強い人は無意識に強くブラッシングしていないか注意してくださいね。
とくに、背骨が出っ張っているところなどはブラシがあたると痛いことがあるので、骨まわりや顔周りの繊細な部分はとくにやさしくブラッシングを行ってください。
また、ブラッシングの摩擦で静電気がバリバリするとネコがびっくりするので、乾燥する季節は霧吹きでちょっと湿らせてからやるとよいでしょう。
毛の長さにあわせたお手入れを
短毛種はあまり毛玉やもつれができないので、ブラッシングはそれほど必要ではありません。ブラシがどうしても嫌いなネコちゃんであれば、おしぼりやタオルシャンプーで拭いてあげるだけでだいぶ抜け毛はとれます。
毛の絡まりやすい長毛種の場合、ブラッシングをしなければ毛玉まみれになることがあります。
できれば毎日、スリッカーやコームでもつれを梳いてあげましょう。換毛期に抜け毛がひどいようなら朝晩二回ブラッシングを行います。
ほめてあげよう☆
ブラッシングのあいだいい子にしていることができたら、ネコちゃんをほめてあげましょう♪終わったらオヤツなどをあげると、いいことがあると覚えてくれるので、次からもブラッシングがしやすくなります。
それでも、もしネコちゃんがどうしても嫌がる場合はトラウマになってしまうことあるので、無理にブラッシングを強制しないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。このように、ブラッシングは猫の種類や時期によって適したやり方が異なるので、ネコごとの特性を理解することが大切なのですね。
さいきんはネコ専用の優秀なブラッシング道具がたくさん販売されていますので、あなたのネコちゃんにぴったり合ったお気に入りを探してみてくださいね。
ブラッシングは、毛のお手入れだけでなく心のふれあいにもなります。じょうずなお手入れ方法をマスターして、絆を深めるのに役立ててみましょう☆
まとめ
猫毛をきれいに保つために知っておきたい7つのブラッシング
・お手入れに適したタイミングを理解しよう
・ブラッシングをするといいことがたくさん♪
・ブラシの種類をかしこく使い分け
・おおまかな櫛いれのあとにふんわりと艶出し
・力加減と静電気に注意しよう
・毛の長さにあわせたお手入れを
・猫をほめてブラッシング好きにさせる