猫のイラストを描く時の7つのコツ。これであなたも猫画伯

猫のイラストを描く時の7つのコツ。これであなたも猫画伯

幼稚園の時に初めて描いた花はチューリップ、初めて描いた動物は可愛い仔猫、という人は多いはずです。猫は親しみやすく、絵に描きやすい動物ですよね。

しかし描きやすいからこそデザインに個性が出やすいのも猫のイラストです。しっぽを強調してみたり、瞳とひげだけで猫をデフォルメして描く事も出来るでしょう。

イラストの基本は「線」にあります。とてもシンプルな「線」ですが、描き具合の強弱や筆圧でイラストは別人のように生まれ変わります。

今回は猫だけは得意!と言える様な猫画伯になれる、ちょっとしたコツをご紹介しましょう。

 


猫のイラストを描く時の7つのコツ。
これであなたも猫画伯

 

猫をよく観察しよう

猫はだいたいが寝ながら一日の大半を過ごします。犬や鳥よりも観察が楽な動物といえるでしょう。まずはおおざっぱな猫の形を取ってみましょう。しっぽを丸めて寝ている時は楕円型の形です。

まず外枠から描いて、しっぽ、顔の大きさ、手足とバランスを考えて描くと猫の簡単なデッサンが出来上がります。

慣れて来たら、餌を食べているとき、歩いている時など、ポーズを変えて外枠から描いてみて下さい。

 

時間をかけないで描こう

イラストを描こう!と思ったとき、慣れていない人は恐る恐る耳や顔を細かくゆっくりと描こうとします。

丁寧なのは良い事ですが、イラストを上手に描くにはまず沢山描く事です。

1枚につき3分。と時間を決めて、サクサクと筆を走らせましょう。上手く描こうと思わない事です。まずイラストを描く、という行為に慣れましょう。沢山描けば描く程、猫の特徴を掴みやすくなります。

自分が好きな猫のポーズや表情を分かる様になりますから、なるべく短い時間で沢山のイラストを描いてみましょう。

 

写真やイラストを模写しよう

絵が苦手な人は遠近感を取るのが苦手な場合が多いのです。そんな人は猫の実物よりも猫の写真やイラストを何枚も模写してみましょう。

平面に描かれた猫の方が描きやすいのです。プロのイラストレーターが描いた絵は、猫の特徴を良く捉え、雰囲気を上手に表現しています。

最初はみんな好きな作家の物まねから入るのです。しかしそれが一番上達への近道だと知っていましたか?自分が気に入った絵や写真などを集めて、その絵を模写してみると見る見るうちに上達します。

 

毎日描いてみよう

上手になる秘訣は「才能よりも根気」だと言われています。イラストが上手になりたいのなら、毎日毎日描き続けてみましょう。

毎日描き続けていると、当然飽きて来てしまいます。ついつい猫を色んな風にアレンジして描いたり、大雑把に乱暴に描いたりするでしょう。

しかしこれが実はチャンスなのです。この時に描いた絵が、いわゆる「自分の持ち味」として活かされる場合が多いのです。

一番リラックスして描いた絵は、線がのびのびとして見る人に好感度を与えます。上手くなくていいのです。上手じゃなくていいのです。大切なのは、「自分の絵」が描ける様になる事です。

 

美術館に行こう

イラストを上達するコツは、「上手な絵を沢山観る」ことです。休日はぜひ美術館へ足を運びましょう。

大掛かりな展示会をお金を払って観るのも勉強になりますが、大きな国立の美術館なら数百円払うだけで、常設展示の世界の国宝のような絵画を堪能することができます。

ルノワール、藤田嗣治、ゴーギャンも猫好きで有名です。しかし日本人で何よりも猫を愛した画家は長谷川りん二郎でしょう。

現在宮崎美術館に収められている彼の愛猫を描いた作品は、「日本の猫の最高傑作」と言われています。

じっくりと描く事で有名な彼の作品は、猫のひげを書き足すだけで6年の歳月をかけた作品もあります。そのユーモラスな満足しきった猫の表情は、彼がどれほど猫を愛していたかをまざまざと見せつけてくれます。

簡単なイラスト風の猫なら熊谷守一も有名です。シンプルで単調と思われる猫の姿が、長年の観察力の賜物だと一目見て分かるでしょう。

 

特徴をとらえて描こう

イラストはかなり自由に描く事が許されています。日本画の様に写実的に描く必要はありません。それなら猫の特徴をピンポイントでとらえて描いてみてもよいでしょう。

アーモンド型の瞳、長いしっぽ、すんなりとした後ろ姿…。どんなにシンプルに描いてみても一目で「猫だ!」と分かる特徴を描いてみましょう。

瞳とひげ、だけでも構いませんし、肉球の足跡だけスタンプの様に書き連ねても「猫」だと分かります。

全体を全て描こうとしない、むしろ描きたい部分、特徴だけを描いてみるのも大変よい勉強になります。

 

猫に触ってみよう

猫が描きたいなら、家で猫を飼っている人も多いでしょう。いつも可愛がっているのに増して、猫の全身を触ってみましょう。猫の体はとてもしなやかです。だらーんととても長く伸びる胴体や、思ったよりもしっかりと固いしっぽの感触を頭に叩き込んで下さい。

絵は想像力が大切ですが、事実に勝るものはありません。かの天才、レオナルドダヴィンチが、あらゆる動物を解体して骨や内蔵までデッサンした話は有名です。

見えない部分でもしっかりと理解しておく、これもイラストを上達させる秘訣といえるでしょう。

 

いかがですか。描くコツを分かっていただけたでしょうか。この7つのコツは決して難しくはありません。のびのびと描ける様に、意識しなくても描ける様に、何度も毎日描いてそれを継続して下さい。一つのモチーフを繰り返し描く事で、絵に対する緊張感がなくなってきます。

猫が描ける様になると、犬や花や人間も描きたくなってきます。いつのまにか夢中になって時を忘れて描いてしまうでしょう。好きな事は必ず上達します。人間才能がある人よりも努力した人間が勝ちだと、世界の偉人は皆言っていますよね。猫画伯になって、素敵なイラストが沢山描ける様にぜひ頑張って下さいね。

 


まとめ


猫のイラストを描く時の7つのコツ。これであなたも猫画伯

.猫をよく観察しよう
.時間をかけないで描こう
.写真やイラストを模写しよう
.毎日描いてみよう
.美術館に行こう
.特徴をとらえて描こう
.猫に触ってみよう


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